カランメソッドとは?カランメソッドの認定校と非認定校の違いについても

2021年4月4日

カランメソッドとは?

英語を習得するまでの時間を、半分から4分の1にまでも短縮できると話題のカランメソッドは、英語を学習するためのメソッドで、ロビンカラン氏により考案されてことから、カランメソッドという名前がついています。

ロビンカラン氏は、従来の英語教育に疑問を感じたことがきっかけで、言語を習得するための方法を独自に学び研究し、10年以上にわたって研究して得られた結果をもとに、カランメソッドを作り上げました。

単なる英語の勉強としての学習ではなく、会話をすることを念頭に開発されているため、英語を聞いて日本語に訳し、日本語で考えて英語に訳すという思考のプロセスがとれないように、スピーディーな学習が求められます。

また、通常の会話のスピードよりもはやいスピードで絶え間なく質問がなされるため、常に集中力が高い状態を維持しながら、英語の学習ができるよう工夫されています。

海外では、短期間に英語を習得することができるとして、多くの語学スクールで取り入れられており、日本のオンライン英会話スクールなどでも、このカランメソッドを提供しているスクールが増えてきています。

カランメソッドの授業内容

カランメソッドの授業は、教科書にかかれている内容の質問を、先生が質問し、生徒が答え、間違えた箇所があれば、その場で訂正するという流れで行われます。

先生は、ちょっと意地悪じゃないかというぐらいの早いスピードで質問を投げかけてくるため、日本語で考える間が与えられず、瞬時に英語で理解できるよう英語脳を鍛えることにつながります。

質問は、1回ではなく、常に2回繰り返されるため、1回目で聞き逃したとしても、質問の内容に関する理解を深めることができます。

相手の質問に合わせて会話で回答をするという流れで授業が進められるため、常に集中力を高めておくことが要求されます。

また、質問に対する回答には、テンポの良さも求められるため、しっかり考えている暇はありません。

普段日本語で会話をしているようなスピードが求められるので、瞬時に回答する必要があります。

そのため、なれるまでは文章を組み立てることができず、単語のみで回答するような状態が続きますが、それはそれで問題がありません。

仮に間違えた回答をしたとしても、すぐに訂正してくれるので、その場で間違いを正すことができます。

レベルも12段階あるため、最初は簡単でも、どんどん難易度が上がっていきます。

自分のレベルに合わせてステップアップしていくことで、ぐんぐん英会話能力を高めることができるプログラムが、体系的に作られているのも、カランメソッドの大きな特徴の1つです。

カランメソッドの効果

カランメソッドを学習することによって得られる効果は、アメリカの公式サイトで説明されているのですが、通常は、350時間かかるケンブリッジ英語検定試験に合格するために必要な時間が、カランメソッドだとおよそ80時間程度で習得できるとされています。

もちろんこれは、あくまでも理論上のものであり、カランメソッドを学習する個人個人の能力や努力によって大きな差が出ることは間違いがありませんが、スピーディな会話とトライアンドエラーによって鍛えられた英語脳は、それだけ大きな成果が期待できるということです。

カランメソッドのメリットとデメリット、認定校と非認定校の違いについて

カランメソッドを学習することのメリットは、すぐに間違いを訂正してもらえることによって、正しい文法や表現方法を学べるということと、英語で話しかけられた際に、瞬時に英語で回答することができる能力が身につくこと、そして、英会話に対する抵抗がなくなるということです。

デメリットとしては、会話形式でのカリキュラムになっているため、英語の勉強を何年もしていないような状況だと、最初は難しく感じる可能性があるということでしょう。

また、カランメソッドは、アメリカではなく、イギリスで生まれた学習メソッドなので、アメリカ英語ではなくイギリス英語がもとになっています。

これはアメリカ英語を学習してきた日本人にとっては、最大にして大きなデメリットとなります。

また、日本の英会話スクールの中で、20社程度がこのカランメソッドを提供していますが、正式にカランメソッドの指定校として認定されているのはわずか3社のみです。

非認定校の場合、正式なテキストや公式アプリなどが使えないため、授業の質が大きく落ちることなります。

カランメソッドを受講する際には、必ず指定校で学ぶようにしましょう。