子供の英語教育は何歳からはじめたらいい?

2020年7月1日

子どもが英語を習い始めるきっかけはさまざまだと思うのですが、英語学習のスタートは、どんなタイミングでも問題ありません。今からでも遅すぎないし、今からでも早すぎません。

子どもが興味を示したり、親が始めたいと思ったりしたときが、始めどきです。

ただ小学校低学年までは特に、試験対策ではなく、音声やコミュニケーションを大事にした英語学習をしてほしいです。

たしかに成果の検証をするのは大事なのですが、ペーパー試験の勉強ばかりだと、音声ベースの英語学習がおろそかになってしまいますし、英語嫌いになりかねません。

小さい子が受けられるような英語の資格試験でも、リスニングだけでなくスピーキングの能力も測定できるものはいくつかありますから、そうしたテストの利用を検討してみるのもいいでしょう。

子どもの英語はいつから始めるのが正解?

結論から言いますと、何歳から英語学習を始めても問題ありません。

確かに脳科学的には子どものほうが音に関する感性が高いことは証明されているようです。

幼児期は急速に脳の成長する時期であり、母国語をはじめとした語学の吸収が大人より早いと考えられます。

また吸収スピードだけではなくその定着も盛んな時期なので、この時期に英語を始めればネイティブのように聞き分けられるようになると言われていますが、その環境が問題です。

家族に英語を話す人がいて同時に日本語と英語を聴いていれば、いわゆるバイリンガルになります。でも普通の日本人家庭では無理なことです。

英語教育は、年齢ではなく環境であるということを、まず理解しておきましょう。

幼児期から英語を学ぶメリット

幼少期から英語教育をはじめるメリットは、やはり「耳が良いこと」。
おなかの中にいる頃から耳は聞こえているので、その頃から英語を聞かせる熱心な親御さんもいるほどです。

また、子供の頃から英語に慣れておくことで、中学生で英語を勉強し始めた際に、ネイティブの発音で話すことに気恥ずかしなどもなくなります。

英語と英語を話す人に慣れておくと、気恥ずかしさなく英語学習を続けられることは、
英語学習にとってとても重要なことです。

幼少期から、日本語と英語が混在して問題ないかとの懸念ですが、バイリンガルたちに問題はないのですから、悪影響はないと言えます。

子供たちは日本語と英語が自然と違う語学と認識し、聴き分けている柔軟性を持っているようです。

問題は英語を好きになるか、嫌いになるかが分かれ目。最初の英語が楽しければ、将来の英語学習の時も英語への抵抗感を持ちにくくなります。

理想は0歳~3歳に始めること

0歳から3歳頃というのは、まだ日本語もおぼつかない状態です。赤ちゃんから英語を習う必要性結論として、やはり幼児期から英語を学習するメリットはかなり大きいと言えます。

さらに言えば、早すぎてよくないなどということはないと思います。
ただ、親としては、きちんと継続できるようにフォローが必要です。

小さな子どもに「英語は将来役に立つからがんばって」などと言って本人の意思でがんばるように促すのはまだ早すぎます。

親が英語を流暢に話さないのであれば、一緒に勉強するくらいの気持ちで、英語に触れられる環境を作ってあげましょう。

英語の音楽を一緒に聞いたり、好きな映画を英語版で見たりして、一緒に楽しむといいでしょう。

おわりに

英語を学ぶことが目的ではなくて、英語が何かをするための"手段"になったら、長続きしますし、きっと楽しいはずです。

ディズニー映画でも、海外旅行でも、海外の友だちと文通するといったことでも何でもいいんですが、"英語を学びたい"と思うきっかけを与えることも、親の役割ではないでしょうか。

そんな風に英語を学んでいけば、言葉に対する感度も高まっていくでしょう。

正しく学ぶことができれば、外国語学習の機会が、子どもの知力やIQを高めるということも明らかになってきています。子どもたちには英語学習を通して、世界で通用するような本物の知性を身につけてほしいと思います。

COLUMN

Posted by eigohappy